Image Credit: TAZ

抗老化テック関連の創薬研究・商品企画開発を行う東京大学発バイオテクノロジースタートアップの TAZ は10日、第三者割当増資を実施したことを公表した。出資者はポーラ・オルビスホールディングスと WPower Fund(WPower Fund I 投資事業有限責任組合)。調達額は非公開。

TAZ は抗加齢成分のスクリーニング研究や、加齢に伴う疾患に特有のバイオマーカーの開発、創薬研究を行っている。また、抗老化関連商品の研究開発と商品企画も積極的に進めている。クリニック・医療機関向けにエピジェネティック年齢の受託分析を提供しており、老化細胞除去アッセイにより得られた候補化合物の創薬化を進めている。

同社は加齢に伴い体内に蓄積する老化細胞が慢性炎症や臓器機能低下などに関与する点に着目し、食品成分による老化細胞制御技術を独自に開発・研究している。医薬品ではなく一般食品として活用できる点を特長とし、日常生活に取り入れやすい「食によるウェルエイジング」の実装に取り組んでいる。

同社は国際コンペティション「XPRIZE Healthspan」において、世界58か国から600を超えるチームが参加する中、準決勝に進出するトップ100チームに選出された。また、ウェルエイジング経済フォーラム主催「Well-being & Age-tech 2025 Award」において優秀賞を受賞している。今回の資金は、事業展開の推進と経営基盤の強化に投じる。

TAZ は、東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻にて生命科学・分子栄養学を専門とする研究者で創業した東大発バイオテクノロジースタートアップ。

設立した高橋祥子氏は京都大学農学部卒業後、東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程在籍中の2013年にジーンクエストを起業し、2015年に博士課程を修了。2023年に TAZ を設立した。世界経済フォーラムの Young Global Leaders や Newsweek「世界が尊敬する日本人100」に選出されている。

via @Press